2022年11月4日金曜日

刈取部オープンなしでコンバインのミッションオイル交換【ヤンマーGC447V】

<排油しやすいようにフィラーキャップ開けてます>

平成21年に新車で購入したコンバインです。直近のミッションオイル交換はHSTフィルタに書いてあったメモから、平成22年11月11日にアワーメーターで50時間と思われます。
そして令和4年の稲刈中に運転席液晶パネルに「ミッションオイル交換時期です」と表示されました。その時のアワーメーターは563.6時間でした。

今は稲刈り終わって次シーズンに向けて田んぼ整備をしている合間、雨模様なので整備することにしました。HSTフィルタフィルタミッションオイル(ヤンマーFT-300)8リットルは行きつけの整備工場からすでに入手済み。高価な純正ミッションオイルをリッター単位でばら売りしてくれるのが良いです!
以下、交換作業の記録です。(後半からが刈取部オープンなしの手法になります。)

ミッションケースのオイルドレンプラグを外します。(17mmメガネレンチ)

下に適当な廃油受けを置いて排油です。ドレンプラグにはOリングがついているのでドレンホールとドレンプラグを確認して見当たらなかったら廃油の中から探すか新しいのを買うことになります。(私は廃油の中から探しました。)

オイル量は取説から7.8リットルです。廃油受けとして使った入れ物は満タンで5リットルくらいなので、八分目まで廃油が溜まったら一旦プラグを締めて、廃油入れに移して2回に分けて排油しました。

HSTフィルタの同時交換も必須です。パネルを外しますが、多分外さなくてもフィルター交換可能と思いますが外した方がかなり楽にできると思います。簡単に外せるので外した方がいいです。(10mmラチェットレンチ、150mm首振りエクステンションバー)

右ウインカーの配線があります。外さないとパネルのボルトを外した意味がないのでカプラーを外します。

今まで付いてたHSTフィルタ、平成22年11月11日50時間です。手で外せました。取り付けの締め付けも同じように手で絞めつけます。締めすぎ厳禁!

フィルタを外すとオイルが垂れるので、事前に二つ目の廃油受けを下に置きました。フィルターにもそれなりの量のオイルが入っているので外した後の傾け注意!

新しいフィルターを開封。

フィルター交換の時間でミッションオイルは抜けました。ドレンプラグ取付になります。埋め込みの磁石には鉄粉付いてます。ウエスで鉄粉を拭き取りました。これも締めすぎ注意!

ここからが本番となります。取説では刈取部にオプションのキャスターを取り付けて刈り取り部オープンすることになってますが、キャスター持ってないので給油口にホースを刺してその先に漏斗を刺してオイルを給油しました。ホースが暴れないように養生テープで固定もします。

給油口の様子。普通の水道ホースがちょうど良いサイズ感で刺さります。

アルミ製の漏斗、ここからオイルジョッキで注ぎます。

ヤンマーFT-300の新油。粘度はエンジンオイルみたいで柔らかいです。

2リットルのオイルジョッキで3杯半、7リットル入れてエンジン始動前、適正範囲の上です。油面の確認は検油窓で行いますが、刈取部オープンしていないので鏡を使って確認しました。
この後エンジン始動して各部にオイルを回してからがちゃんとしたオイル量のチェックになります。各部にオイルを回すためやったことは、、、

1、エンジン始動
2、シフトレバーをニュートラル
3、スロットル前進後退を数回繰り返し
4、刈り取り部の上下数回

エンジンを停止して片付けに10分程度してから検油窓から油面を見たら下限ちょい下まで下がってました。0.5リットル追加して適正範囲の中央になったので作業終了です。
取説7.8リットルに対して7.5リットル給油でした。

使った道具や残骸です。
写真に写ってないのはオイルジョッキ、鏡、懐中電灯、養生テープあたりです。

あとは、トラクター(SL48)のミッションと前輪車軸ケースのオイル交換しなければなりません。


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